積水ハウスとセキスイハイムの違い
名前は似ていますが、全く別の会社です。
ルーツはどちらも積水化学工業の住宅部門ですが、先にできた積水ハウスが不採算で分離され、その後積水ハウスの躍進を見て、後に作られたのがセキスイハイムです。
それぞれの特徴としては、セキスイハイムは鉄骨系ユニット住宅、積水ハウスは木質ユニット住宅を得意としています。
(ユニット住宅とは、工場で作った部材を現場で積み木のように組み立てる工法のことです。)
また、セキスイハイムはサービス品質がウリのハイブランドとしてのイメージを持ち、売上高は住宅メーカーの中で、国内4位。太陽光発電住宅の中ではトップの会社です。坪単価は70~80万円程度。
積水ハウスは、ハウスメーカーにおいて、販売戸数1位のリーディングカンパニーです。坪単価は80~90万円程度。
どちらも、一部上場企業の信頼ある会社で、高品質、高価格帯のラインナップで展開しています。もっとも、両社が強みとしている部分はまったく異なりますので混同しないように注意が必要です。
それぞれのブランドの強みも良く理解した上で、ご自身が住宅に対してどのポイントを大切にするのかも明確にしながら、数あるハウスメーカーから自分好みのまた、自分の理想を形にしてくれる業者選定を行ってみましょう。
木造のポイント
多くの住宅で使われているのが、木造建築です。
木には、「フィトンチッド」という成分によりリフレッシュ効果があります。
また、木が発するマイナスイオンも体に良い効果があります。
木製の住処では、生存率が上がるというマウスの実験データもあります。
欠点としては、木にはクセがあり、曲がったり反ったり割れたりと、形がいびつです。
完璧に乾かせばこれらは解消するのですが、それは時間がかかり難しく、形も1本1本変わってきてしまいます。
そこで、登場するのが「集成材」です。
一言でいえば、「木のいいとこ取りをした重ね合わせ」です。
無垢材よりも約1.5倍も強いです!
ただ、木も生きていますから腐食は避けられません。
木材が腐る4大原因「水」「空気」「養分」「湿度」です。
この中で、排除できるのは「水(水分)」だけです。
つまりは、「換気」が十分にできる性能を持っていれば、木造建築でも末永く保つことが可能です。
#床下通気工法
#外壁通気工法
#24時間換気システム
家選びの基準
夢のマイホームを選ぶなら、末長く家族全員の安全を守り、快適に暮らせる満足度が高いマイホームです!
いわゆるローコスト住宅や建売住宅には安いなりの理由があります。
最低限の見栄えを整えて、いかに安く建てるかが中心です。
建築後の修繕やメンテナンスコストが相当かかり、むしろ結果的に高価な家になってしまいます!
これから30~50年住む家がそれでいいんですか?
とすれば、家選びの基準はズバリ
「性能は平均以上なのに、他と比べて手の届く価格」です!
新築戸建てでの後悔ポイント、1位「住宅が寒い・暑い」、2位が「光熱費が高い」です。
これらを解決するためには、高気密・高断熱の住宅を選べば耐震性・耐久性も自ずと付いてきます。
住宅ローン金利が歴史的に低い今こそ、夢のマイホームの買い時です!
さらに今なら、期間限定で消費税増税にともなう住宅ローン減税、住まい給付金など、お得な政策がたくさん使えます!
家を買うなら今でしょ!!
延床面積と工事(施工・建築)面積の違い
延床面積は、家の間取り図内部の床面積の合計を表します。
壁または柱の中心を基準にして算出されます(法律等のルールに基づいて)。
工事面積とは、施工面積や建築面積とも呼ばれますが、各建築会社が独自に決めてもよいような内容で、吹き抜けやポーチ、バルコニーも含みます。
同じ家であれば、当然工事面積の方が広くなります。
「坪単価○○円!」というときには、ほとんど工事面積が使われます。
それは、坪単価を安く見せるためにそうしているのです。
そのため、見積書と契約書とで、床面積が違うのはこのためです。
建築確認では延床面積を使います。
こうした面積の違いもしっかりと説明してくれる、建築会社は安心ですね。
家選びのポイント
沢山ある家選びのポイントとして、今日は3つだけ取り上げます。
1.メンテナンス(購入後のコスト)
2.構造
3.アフター保証
まず、1については「外壁」に注目しましょう。
一般的な外壁にはALCサイディングが採用されています。
新築時にはキレイですが、10年ごとに塗り替え等のメンテナンスが必要なので、後々割高になります。
そのため、選ぶなら「タイル」外壁が良いでしょう。
いわゆる陶器なので、撥水・親水性に富みメンテナンスがほぼ不要です。塗り替えも向こう数十年は不要なので、ずっとキレイな外観です。
2については、いわずもがな地震大国の我が国では欠かせないポイントです。地震には縦揺れ横揺れがあり、さらに津波があれば下から突き上げる力も加わります。それら全てに耐えられるような構造はマストです。
木造でも鉄骨造でも同じことが言えますので、そこはしっかりと確認しましょう。
3については、建築時よりも建築後のコストが重要です。
住宅ローンは大抵の場合には30年で組むことが多いので、ローンを払いながらその後のメンテナンス費用も計算に入れなければなりません。
保証の内容とトータルコストにおいて、どこまでが許容範囲かまたは、保証の厚い住宅メーカーなのか、担当者にじっくり聞いてみましょう。
ほかにも、様々なポイントがありますので、次回以降さらに深堀りしていきます。